
健康志向の人が増え、注目されている精進料理とヴィーガン。
肉や魚を食べないので同じように感じますが、実は違うんです。
今回は、精進料理とヴィーガンの違いとは?そしてダイエット効果あるのか調べてみました。
精進料理とヴィーガンの違いとは?

そもそも精進料理やヴィーガンとはなんなのか?
簡単に言うと精進料理は僧侶が修業期間中に食する料理で、ヴィーガンは卵や牛乳・ハチミツなど動物がかかわっているものは一切口にしない菜食主義のことです。
精進料理の目的は、贅沢をせず煩悩を洗い流し悟りを開くことです。
殺生されていないものを食すので魚や肉は食べません。
ヴィーガンは動物を搾取しない食べ物を食すことを目的としています。
したがって、魚・肉はもちろんのこと卵・乳製品・ハチミツも元をたどれば動物たちが働いて作り上げたり集めたもののため食すことはしません。
同じ野菜やきのこ中心の食事のように思えますが、目的が違うことが分かります。
そして大きく違う点が、精進料理では基本的になまぐさものと言われる魚・肉・卵は禁止ですが例外があるということです。
その条件が、殺されるところを見ていない、殺したということを聞いていない、殺したということを知らないということです。
この3つに関して条件が揃えば食事の中に肉や魚が入っていてもOKなんです。
そして煩悩を刺激すると考えられている強い匂いのするニンニクやニラ・ネギなどは禁止とされています。
なので絶対菜食主義のヴィーガンとは同じではないのです。
ダイエット効果ある?

精進料理に使われる食材は「まごはやさしい」と呼び、まめ・ごま・わかめ(海藻)・野菜・しいたけ(きのこ)が基本となります。
食物繊維がたっぷりと取れ栄養のバランスもとれているので、糖質制限をするなら米を豆腐に変えるなどすればタンパク質も取れていいのではないでしょうか。
一方、ヴィーガンは#veganweightlossというハッシュタグもあるほどヴィーガンダイエットが世界的に認知されていますね。
あの世界の歌姫ビヨンセもヴィーガンダイエットを試すほどです。
ヴィーガンも基本的に野菜中心なので、バランスよく栄養を取ることがコツです。
加工品もありますが、砂糖がたっぷり入っていたりするので自炊するのがおすすめです。
どちらも食べすぎには注意し、たんぱく質をたっぷりとることがダイエット成功のカギのようです。
まとめ
昨今、精進料理を出すお店も宿坊以外などで見かけます。
同じくヴィーガン専門のお店も増えてきました。
一見同じように感じますが、魚介系の出汁を使った精進料理のお店もあるため、ヴィーガンの人に安易に精進料理はおすすめできないですね。
もしヴィーガンの人が周りにいるなら事前にお店に確認したり、レシピ本もたくさん出ているので手料理を振舞うなどでおもてなしするのがいいでしょう。
コロナ太りでダイエットを始めたい人は、精進料理もしくはヴィーガン料理で始めるのもいいのではないでしょうか。
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