
2021年1月19日に放送のプロフェッショナル仕事の流儀に出演の開田宏さん。
災害救助犬訓練士として33年、名犬を育ててきたパイオニアです。
全国250ヶ所以上の災害現場に出動し、多くの行方不明者を発見してきました。
そんな災害救助犬訓練士、開田宏の経歴や年収について調べてみました。
災害救助犬訓練士、開田宏の経歴
引用:プロフェッショナル仕事の流儀
開田宏さんは1963年生まれの57歳です。
熊本県球磨郡相良村生まれで、現在も同村にいらっしゃいます。
相良村は北部に五木の子守唄で有名な五木村、南部には球磨川下りで有名な人吉市と隣接した自然豊かな農山村です。
開田宏さんは高校卒業後、熊本県の警察犬訓練所に勤務します。
そして、1989年に民間施設である人吉警察犬訓練所を設立します。
約33年間、直轄警察犬を訓練したり嘱託警察犬を育ててきました。
今は娘の開田めぐみさんと一緒に人吉警察犬訓練所で犬の訓練をしています。
2003年8月にはNPO法人 九州救助犬協会が誕生し、そこで九州内の指導士達と幅広い犬種の犬を育成指導しています。
開田宏さんの訓練所では特に高度な訓練が受けられるそうです。
今までに育てた犬は250頭以上になり、警察犬や災害救助犬を各地に送り出しています。
中には、トイプードル等の小型犬もいて警察犬審査会の捜索救助部門に合格しています。
東日本大震災や広島土砂災害、熊本地震などで活躍し、行方不明者発見に貢献したと25回以上も表彰されています。
犯罪捜査や認知症の方の捜索などの要請もあり、訓練の日々だそうです。
災害救助犬訓練士、開田宏の年収
引用:プロフェッショナル仕事の流儀
災害救助犬訓練士は警察犬の訓練や家庭犬のしつけなどで収入を得ています。
まずは見習い訓練士として訓練所へ入所し知識や技術を習得していきます。
ここでは見習いとして入るので勉強させてもらうという考えが強いため、無給の場合もあるそうです。
ただし無給でも、お小遣い制をとっているところもあります。
住み込みだと家賃や食費はかからないですが、給料をもらえる場合でも手取りで3~5万円程しかもらえないことが多いようです。
朝は早く夜は遅いし休日も少ないので、体力的にはかなりキツイと思われます。
見習い期間はどこも約3~5年位あるので、本当に好きでないと続かないですね。
見習い後に直轄警察犬訓練士になった場合は、月収20~24万円ほどになります。
年収にすると約330~380万円位で上級の資格取得や昇進をすることでさらに昇給していきます。
平均年収は750万円位にだそうです。
嘱託警察訓練士の場合は、月収13~15万円ほどになり年収約200万円程度です。
開田宏さんは、警察犬協会公認1等訓練士を持っています。
これは、まず二等訓練士として5年以上訓練に従事し、所定の条件を満たした上、関係機関からの推薦が必要となる実績が伴う資格になります。
勉強しただけでは取れない資格ですね。
人吉警察犬訓練所は人気の施設なので訓練を申し込む人も多いと思われます。
料金は一般的に1日5000円、1月6~10万円くらいになるそうです。
家庭犬への躾は1か月~、災害救助犬への躾は6か月~と訓練の時間もかかります。
開田宏さんは平均年収の750万円は軽く超えているのではないかと思いますが、災害現場への出動などはボランティアになるので、出費も多い可能性がありますね。
まとめ
テレビで土砂災害や地震のニュースが流れると訓練を受けた犬達が行方不明者を探している映像を必ず見ます。
人だけでは探し出すことが出来ない人たちを代わりに犬達が見つけてくれるのは、開田宏さんのようなが訓練士の方が日々訓練を行ってくれるからです。
犬は生き物なので、毎日の訓練やお世話・メンタル面のケアが必要です。
それだけでも、とても大変だと思います。
開田宏さんの活躍を目にし愛犬を災害支援に役立てたいと訓練を受ける人も多いようです。
もし自分や大切な人が被災したらと考えると、こういった活動に感謝しかないですね。
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