
コールセンターの求人
求人サイトをみると、コールセンターの求人を必ず見ます。業種・時給(月給)等こだわらなければ、多くの件数がヒットします。その中でも受信業務の掲載が多くあるように思います。同じ電話を使った仕事でも、発信業務とは求められるスキルが異なるため、面接前にじっくりと吟味しながら自分に合ったセンターを決めていきましょう。コールセンターは特殊な業界でない限り、資格は必要ないので比較的入りやすい仕事です。未経験でも採用率は高いです。研修も設けているところが多く充実してます。
コールセンターはその名の通り、電話を通してお客さまとやり取りをする業務です。商品やサービスへの問い合わせに対応したり、または売り込んだりします。コールセンターはお仕事の特性から、大きく分けて「インバウンド」と「アウトバンド」の2種類に分けられます。コールセンターでの求人割合としては「インバウンド」が80.5%、「アウトバンド」が19.5%でした。これは、コールセンターの特性上、インバウンドの方が多くなることが考えられます。
エボジョブより引用
コールセンターでの雇用形態
コールセンターでは様々な雇用形態の人たちが働いています。会社によって割合は様々です。
- アルバイト
- パート
- 派遣社員
- 契約社員
- 正社員
最初から正社員で入社できるところや、アルバイトから初めて途中で正社員に雇用切り替えをする人もいます。途中で雇用形態を切り替えるのは、会社の業績も関係するためタイミングもあります。今、私はアルバイトから契約社員になりました。コールセンターでも頑張れば正社員への道があります。
コールセンターに入るには?
コールセンターの求人は様々なところで見かけます。求人雑誌・求人サイト・すでにコールセンターで働いている友人の紹介等。探すのは容易でしょう。
私が良く利用する求人サイトを紹介します。
はたらこねっと
https://www.hatarako.net/kanto/
全国の求人情報を見ることができます。雇用形態はアルバイトから正社員まで幅広く掲載があります。経歴を登録すれば興味を持ってくれた企業からスカウトメールが届くこともあります。自信が無いときはキニナル機能を使えば匿名で経歴だけを見て応募内容にマッチしているか企業が見てもらうこともできます。このような機能を上手く使ってさがせば希望の案件が早く見つかりそうですね。求人内容も詳細が書かれておりWEBで応募もできるので時間を気にせず就活が出来ます。
コールセンターに向いているタイプ
私が見てきた色々なオペレーターさん達からコールセンターでの仕事に向いているタイプを紹介します。これに当てはまらなくても長く働いている人もいますが比較的多くみられる傾向です。
向いている人
- 協調性がある
- 何事も冷静に対応できる
- 気持ちの切り替えができる
- 知識を増やすことに貪欲
- 何事も楽しんで取り組める
お客様と話しをするときは1対1ですが、コールセンターでの業務は1人ではできません。幅広い知識が求められることもあり、上司や周りの人に質問をしたり、他部署に引き継ぎをすることもあります。自分一人で解決しようと頑張りすぎてしまう人もいますが、チームとして対応していると考えてください。そんな時は、わからないことは直ぐに質問し指示通りに対応できるとスムーズに解決ができます。お客様自身も分からないことを質問するので、説明が上手くできずイライラしたりヒステリックになる方もいます。そのような時に、お客様が何を聞きたいのか想像力を働かせながら冷静に判断できればいいですね。怒られることもしばしばありますが、自分に怒っているのではないと思い落ち込まないことも大切です。暗い気分を引きづったまま次のお客様の対応はつらいですよね。経験を積んでくれば知識も増えますので、上司への質問も減り1件のお客様対応時間も短くなります。時間がある時は自主勉強をしている人もいました。そして何があっても全て経験値として楽しんでいれば、昨日よりもオペレーターとして成長できます。コールセンターでの仕事が毎日楽しく、オペレーターとしての自信もついてきます。きっと、コールセンターで働いてよかったと思うはずです。
向いていない人
- 時間にルーズ
- 短気
- 全てを受け止めてしまう
コールセンターだけではないですが、遅刻や当日欠勤等は一緒に働いているオペレーターさんたちに迷惑が掛かります。全体の応答率も下がるため、時間は守りましょう。正直、お客様に嫌な言われ方をされることもあります。そんな時にカチンときても我慢が必要です。同僚にすぐにお客様と言い合いをしてしまう人がいましたが、お互いにつらいです。誰も幸せな気分にはならないし解決もしないのでやめましょう。あとはお客様に怒られると自分が悪いと思い全て受け止めてしまうことです。他チームのオペレーターさんで、何故もっとうまく対応ができないんだろうと泣きながら応対している人がいました。人として素直でいいのですが、少し周りにも受け止めてもらうといいかなと思いました。これらを引きづりながら長く働いている人ももちろんいますが、かなりストレスがたまっているようです。お客様は選べないので、自分が少し考え方を変えると気分が楽になり、コールセンターでの仕事が楽しく喜びに感じられます。
結局、辞める人は多いの?
はっきり言って、離職率は高いです。私が某携帯会社に派遣社員で入ったときは最初40名位いたのが、1か月の研修を終えて20名になり、1年後には6名になってました。これでも多く残ったほうで、他のタイミングで入った人達は、1年後1~2名程しか残っていません。正社員で入っても1か月も経たないうちに退職する人がいるのも珍しくないです。クレームもあるし、性格に合う合わないがハッキリと別れる仕事ですが、やってみないと分からない部分もあるため挑戦してみて合わなかったと思う方が多く、辞めてしまう方が多いように感じられました。辞めてしまう理由を何点か挙げます。
- ストレスがたまる
- オペレーター不足で負担が多い
- 精神的に病む
- 目標金額が貯まった
コールセンターではストレスは付きものと考える人も多くいます。覚えることが多かったり、理不尽なクレームを受けたり、上司によって言うことが違うので何が正しいか分からない等、理由は様々です。楽観的でサバサバした人はストレスを感じないという人もいるかもしれません。因みに私はめちゃくちゃストレスを感じてました。運動不足もたたり精神的に病んでいるのではないかと思うくらいに落ち込んでいた時期もありました。そんな時は、旅行に出かけたり友達に話を聞いてもらうなどして何とかストレス解消をしてました。オペレーターとして気持ちや考え方を切り替えられるようになるまでは、こまめにストレスを解消してました。そこを乗り切るとやりがいを感じ前向きにコールセンター業務をこなせるようになってきました。嫌だと感じる時間より楽しく業務に取り組める時間が長くなるので、最初はつらく感じる方もいると思いますが、自分なりの解消方法を見つけて続けてもらいたいです。たまに留学資金を貯めたいとか、夢を追いかけて資金を貯めている人がいます。そんな人たちが目標達成して辞めていくのを見送る時は、晴れ晴れとした気持ちで送り出せます。コールセンターには色々と個性的な人たちと出会えるので楽しいです。コールセンターでの仕事にチャレンジしようとしているのなら、私はお勧めします。